ペップくん、弊社でもテレワークを推進しているのですが

従業員の働き方も多様化してきていて自宅以外の様々なロケーションから個人所有の通信機器やインフラを用いて社内のネットワーク環境に接続することに漠然と不安を感じているんだよね。そこで弊社とテレワーク中の従業員間で安全にWEB会議や社内システムの利用がおこなえるようにするには何かよい方法はあるかな?

従業員の通信インフラのセキュリティ強度はわからないから

確かに不安は拭えないですね。単一回線のポケットWi-Fiルータを貸し出すにしても通信中に回線が途切れたりする事も想定されるので、同時に複数回線を使って途切れにくい安定した通信環境を実現できるペップリンク製品を使ってみてはどうでしょうか?

確かに業務に用いる通信機器を貸し出せば不安は払拭できますね

ただそういうことが得意な従業員ばかりではないので、機器の設定方法や使用方法は難しくないかな?

ペップリンク製品を使えばそれほど難しくはないですよ

事前に各種環境設定を社内でおこなった上で従業員に配布すればあとは電源を入れる程度ですよ。ペップリンク製品は、スピードフュージョン(SpeedFusion™)と 呼ばれる独自のVPNボンディング技術を提供していて、通信のトラフィックを分散させて1秒以内にフェイルオーバーをおこない迅速に回線復旧することで途切れないVPN接続を提供したり、256bitのAES暗号通信をおこなったり高いセキュリティも確保していますよ。

それは安心ですね

ところで、WEB会議や社内システムを利用するために使うのに適した製品はどれになりますか?

例えばZoomやTeamsなどの

WEB会議に必要となる3~5Mbps程度の帯域幅をLTE回線を2回線用いることで安定的に通信することができるUBR LTEという製品がありますよ。

LTE回線を2回線用いる

というのは、どのような使い方をするのでしょうか?

LTE回線を2回線用いるというのは

二つの回線をボンディングという技術を用いて安定的に束ねます。回線をボンディングする際に19%程度のオーバーヘッド(処理負荷)が掛かるので、例えば10Mbpsの回線が2回線ある場合、10Mbps x 2回線 ⇒ 20Mbps x (1-0.19) ⇒ 16.2Mbpsのスループットで安定的に通信出来るという事です。

また異なる携帯通信事業者の回線を混在させてボンディングする事も出来ますよ。

なるほど

従業員側にUBR LTEを導入するだけでよいのでしょうか?弊社本社側にも何か設備が必要となるのですか?。

二つの方法があります

簡便な方法は、各UBR LTEをSpeedFusion Connectというインターネット上でボンディングを解いてくれるクラウドサービスと接続する方法。

もう一つは、いわゆるロードバランスルータと接続する方法です。

SpeedFusion Connectは、データ量と契約期間によって数種類用意されているサービスで、一番手頃なのはデータ量が2.5TBで契約期間が1年間のサービスです。これは、SpeedFusion Connectを通過するデータ量が2.5TBに達するか契約開始から1年経過するとサービスが自動的に終了するので、契約が切れる前に追加購入する必要があるのでこの点注意が必要です。またSpeedFusion Connectのスループットは200Mbpsとなっていますが常時安定稼働を保証しているサービスでない点は注意が必要です。

ロードバランスルータは、ペップリンクでは、バランスと呼ばれるシリーズの製品になります。この装置を高速固定回線が敷設されている本社などに設置してロードバランスルータ経由で利用する方法です。このバランスシリーズには、回線ボンディング時のスループットが150Mbps程度の小規模向け製品から2Gbps対応の大規模向けまで様々なラインナップがありますので、接続する従業員数(UBR LTEの台数)に応じて適した装置を選択いただけます。

弊社の場合4~5名程度の

チーム毎にWEB会議をおこなうので、まずは従業員各人にUBR LTEを配布してSpeedFusion Connect経由で問題なく利用できるか確認してみます。チームの人数が増員されるなど処理負荷が大きくなるようであれば小規模向けのバランス製品を1台本社に設置することを検討しようと思います。

ペップくん色々と教えてくれてありがとう。

どういたしまして

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