MG460 Forwarder 船舶向けネットワークフォワーダー

 MG460 Forwarderは、IEC 61162-460 Ed.3に準拠し、DNV認証を取得した船舶向けネットワークフォワーダーです。船内のIEC 61162-460ネットワークとIAS(Integrated Automation System:統合自動化システム)などの他の船内ネットワークとの間で、厳格なネットワーク分離を維持しながら、必要なデータを安全に交換するために使用できます。

 VLANによるネットワークセグメンテーション、ポートごとのファイアウォール、トラフィック優先制御、IGMP Proxyなどの機能を備えており、航海・制御にかかわる重要な通信を保護しながら、船内ネットワーク間のデータ連携を実現します。

 また、MG460 ForwarderはIEC 61162-460 Ed.3環境での利用を想定して設計されており、適切なシステム構成に組み込むことで、船舶のサイバーレジリエンスに関するIACS UR E26および船上システムを対象とするIACS UR E27への対応を支援します。

 ハードウェアには、1.6GHzのARM Cortex-A53クアッドコアCPU、4GB DDR4メモリ、64GB eMMCを搭載。5ポートのギガビットEthernetに加え、RS-232/RS-422/RS-485対応シリアルポート、デジタル入力、リレー出力、USB、microSDなどを備え、既存の船舶設備を含む幅広い機器との接続が可能です。OSにはLinux Debianベースの「MG Core」を採用しています。

主な特長

  • IEC 61162-460 Ed.3に対応した船舶向け460-Forwarder
    • DNV認証に対応し、船内ネットワークのセグメンテーションとデータ転送に利用できます。
  • IACS UR E26/E27対応を支援
    • 準拠した船舶ネットワークアーキテクチャの一部として使用することで、船舶および船上システムのサイバーレジリエンス対応を支援します。
  • 5 × 10/100/1000Mbps Ethernetポートを搭載
    • 4 × WAN + 1 × LAN、または5 × LANとして構成できます。
  • VLANによるネットワーク分離とポート単位のファイアウォール
    • 船内ネットワーク間で必要なデータのみを安全に連携できます。
  • IGMP Proxyとトラフィック優先制御に対応
    • GNSS、ジャイロ、AISなどのIEC 61162-460マルチキャストデータをECDIS、Conning、VDR等へ効率よく配信できます。
  • ARM Cortex-A53クアッドコア 1.6GHz、4GB DDR4、64GB eMMCを搭載
    • 高性能コンピューティングプラットフォームを採用しています。
  • 2 × RS-232/RS-422/RS-485のソフトウェア設定可能なシリアルポートを搭載
    • 産業用機器や既存の船舶搭載機器との接続に対応します。
  • 2 × デジタル入力、2 × リレー出力を具備
    • 外部装置の状態監視や制御に利用できます。
  • Linux DebianベースのMG Coreを採用
    • SDKではC、C++、Python、Java、Node.jsなどによる独自アプリケーション開発に対応しています。
  • デスクトップ、壁面、35mm DINレールの3種類の設置方法に対応
    • 動作温度は、-30~+70℃です。

主な利用例

Bridge NetworkとIAS間のデータ交換
 エンジン回転数やタンクレベルなど、必要な信号のみをIEC 61162-460 Bridge DomainとIASの間で共有。VLANとポートごとのファイアウォールによってネットワークの分離を維持しながら、運航に必要な情報を連携できます。

航海データの共有とQoS制御
 GNSS、ジャイロ、AISなどのIEC 61162-460マルチキャストデータを、IGMP Proxyおよびトラフィック優先制御を利用してECDIS、Conning、VDRなどへ配信します。不要なマルチキャストトラフィックの拡散を抑え、重要な通信のタイミングを維持します。

監査を考慮した460ネットワークの構築
 監視・アラーム・ログ機能を利用したIEC 61162-460ネットワークを構築し、船級・サイバーセキュリティ監査への対応を支援します。MG460 Gatewayと組み合わせることで、船内ではネットワークを分離しつつ、承認されたデータのみを陸上側へ安全に転送する構成が可能です。

MG460 Gatewayとの組み合わせ

 MG460 Forwarderが主に船内ネットワーク間のセキュアなデータ交換とネットワーク分離を担うのに対し、MG460 Gatewayは船舶から陸上側へのセキュアなデータ転送を担います。

 両製品を組み合わせることで、IEC 61162-460に基づき、船内ネットワークを適切に分離しながら、ポリシーで許可されたデータだけをDMZや暗号化トンネルを介して陸上側へ受け渡す構成を実現できます。

主な仕様

項目仕様
CPUQuad-core ARM Cortex-A53, 1.6GHz
メモリ4GB DDR4
ストレージ64GB eMMC
Ethernet5 × RJ45、10/100/1000Mbps
シリアル2 × RS-232/RS-422/RS-485
デジタル入力2 × DI
リレー出力2 × Relay Output
USB2 × USB 3.0 Type-A、1 × USB 2.0 Type-C
SDカード1 × microSD
電源24V DC
消費電力8.76W(Idle)、最大25.44W
外形寸法58 × 111 × 128mm
重量649g
保護等級IP30
動作温度-30~+70℃
設置方法デスクトップ / 壁面 / 35mm DINレール
OSMG Core(Linux Debian)

製品情報

 メーカーの詳細情報・データシートについては、Robustel MG460 Forwarder 製品ページをご参照ください。