
IoT機器、監視カメラ、移動体通信、店舗・拠点ネットワークなど、インターネット接続が業務インフラそのものになっている現在。
そこで重要になるのが、「通信速度」だけではなく「通信を止めないこと」です。
ひとつの通信回線だけに依存していると、その回線に障害や通信品質の低下が発生した際、サービスそのものが停止してしまう可能性があります。
こうした課題に対する選択肢の一つが、複数の通信回線を組み合わせて利用する「マルチ回線ルーター」です。
Peplink製品では、複数回線を利用した安定したネットワーク環境を構築できます。
Peplinkとは?
Peplinkは、信頼性の高いインターネット接続ソリューションを提供するメーカーです。
特長的なのが、複数のPeplink製品と異なる通信回線を組み合わせる「SpeedFusion」と呼ばれる技術です。
SpeedFusionでは、異なる通信プロトコルをボンディングしてVPN通信をおこなうことで、安定したネットワーク環境の構築を支援します。
※SpeedFusionの利用には、2台以上のPeplink製品が必要です。
複数回線を活用する「SpeedFusion」
通常のインターネット接続では、ひとつの回線に障害が起きると通信が途切れてしまう可能性があります。
PeplinkではSpeedFusionによって複数のWAN回線やモバイル回線を組み合わせたネットワークを構築できます。
たとえば、
- 有線インターネット回線
- LTE
- 5G
- Wi-Fi WAN
などを用途に応じて組み合わせることで、単一回線への依存を抑えたネットワーク設計が可能になります。
特に、「インターネット接続が切れると業務そのものが止まる」環境では検討したい仕組みです。
クラウド管理「InControl2」にも対応
多数のルーターを導入すると、次に課題となるのが運用管理です。
Peplinkでは、ブラウザー上からデバイスの使用状況や位置などを一括管理できる「InControl2」を提供しています。
複数拠点・複数デバイスをまとめて管理することで、ネットワーク全体の安定した運用を支援します。
用途に合わせて選べるPeplinkルーター
Peplinkでは、モバイル用途から大規模拠点まで、複数カテゴリーの製品をご用意しています。
1.マルチ回線モバイルルーター
モバイル回線を複数利用したいケースに適したラインアップです。
代表製品には、





などがあります。
たとえばMAX HD4 MBXは、アクティブSIM×4、スタンバイSIM×4に対応しています。MAX Transit Duo ProやMAX BR2では、アクティブSIM×2とスタンバイSIM×2を利用できます。
2.5G対応マルチ回線モバイルルーター
5Gを利用したい環境向けには、


などが用意されています。
MAX BR2 Proは5G対応SIMを2回線利用でき、2.5GbE WANやWi-Fi 6にも対応しています。SpeedFusion利用時のルータースループットは、暗号化なしで400Mbps、AES 256bitで200Mbpsとされています。
3.マルチWAN VPNルーター
より多くのユーザーが利用する拠点向けには、


といったマルチWAN VPNルーターもラインアップされています。
※利用推奨ユーザー数は、Balance 310Xが50~500、SDXが500~2,000となっています。
4.小規模環境向け「B One」シリーズ
小規模オフィスなど、比較的コンパクトな環境向けには、


があります。
どちらも利用推奨ユーザー数は、1~150。B One 5Gは、nanoSIMに対応しており、Wi-Fi 6にも対応しています。
どんな場面で活用できる?
Peplinkのマルチ回線という仕組みを踏まえると、たとえば次のような環境で検討できます。
IoT・遠隔監視
センサーや監視機器など、継続的なデータ通信を必要とする環境。
店舗・拠点ネットワーク
メイン回線に問題が発生した場合に備え、モバイル回線など別経路を用意したいケース。
車両・移動体
固定回線を利用できず、モバイルネットワークを中心にインターネット環境を構成する用途。
イベント・仮設ネットワーク
期間限定の会場など、固定回線を新設しにくい環境。
導入前に実際の環境で検証することが重要
ネットワーク製品はスペックだけで判断するのではなく、実際に使用する場所・回線・通信キャリアなどを組み合わせて検証することが重要です。
まとめ
ネットワークに求められるのは、単純な「高速化」だけではありません。
IoT、遠隔監視、店舗、オフィス、移動体など、通信停止が業務に直結する環境では、複数の通信経路をどのように組み合わせ、安定運用するかという視点が重要になります。
Peplinkは、
複数回線 + SpeedFusion + InControl2
という構成によって、通信の冗長化からデバイス管理までをカバーできるのが特長です。
製品の詳細な仕様、対応回線、導入前の検証については、下記の製品ページをご確認ください。
