
バスや特装車は、一般的な乗用車に比べて車体が大きく、金属製のシールドも多い車輛ですので、以下の点にご留意ください。
1.ダッシュボード上への設置について
直射日光が当たるダッシュボード上は高温になる可能性があり、環境によっては80℃を超える場合もあります。
長時間の高温環境は、GPSトラッカー内部のバッテリーや電子部品への影響が懸念されるため、直射日光が当たる場所への設置は避けていただくことを推奨いたします。
2.アンテナ面を上にして、空が見える場所への設置について
多くのGPSトラッカーは、内蔵アンテナを搭載しているため、設置場所が通信精度に直接影響いたします。
テルトニカ・テレマティクス社製 GPSトラッカー(型番:FTM134)のGNSSアンテナはロゴ面側のカバー直下にあるため、GNSSの受信性能を確保するためには、ロゴ面を空側に向け、できるだけ金属の遮蔽物が少ない場所に設置することが推奨されます。
一方で、必ずしもGPSトラッカーを外から見える位置や直射日光が当たる位置に設置する必要はございません。
GNSS信号は、樹脂・ガラス・FRP・木材などは比較的通過しやすいため、バスの場合は以下のような場所が一般的な設置候補となります。
・ インストルメントクラスター裏
・ Aピラー内部の樹脂カバー内
・ フロントガラス上部のヘッダーパネル内
・ ダッシュボード付近に設置する場合は、直射日光が当たる上面では
なく、樹脂製ダッシュボードカバーの内側
特にバスの場合、フロントガラスが大きいため、運転席周辺やフロントガラス上部の樹脂パネル内などは、GNSS受信と熱対策の両面で候補になりやすいかと思います。
なお、金属はGNSS/GSM信号を遮蔽しやすいため、金属フレーム直下や金属パネル内への設置は避けてください。また、熱線入りフロントガラスや金属メッシュ入りガラスの場合も、受信感度に影響する可能性があります。
端末の向きについては、アンテナ面を上向きにする設置が最も推奨されます。横向きや縦向きでも動作自体は可能ですが、GNSS信号強度が低下し、都市部のビル街や樹木の多い場所などでは測位精度に影響する可能性があります。
バスや特装車には、デジタルサイネージ、車載Wi-Fi、双方向無線機など、さまざまな電子機器が搭載されていることがよくあります。他の無線通信機器や高出力の電気部品から少なくとも30cm以上離して設置することを推奨します。
また、バスや特装車は走行中の振動が継続的に発生するため、端末が動いたり振動したりしないよう、強力な両面テープや結束バンド等でしっかり固定していただくことを推奨します。端末が緩んだ状態ですと、加速度センサーを使用する設定の場合、衝突検知、けん引検知や急ブレーキや急加速(エコドライブ機能)などで誤検知につながる可能性があります。
